自由に動けないよ~~
隣の歯と動く量が違うんだよ~~
つなげないで!!
独り立ちさせて~~
みんな同じじゃないよ~~
大きさも動き方もみんな違うんだよ~~
クラウンとは....
1本の歯に対して1つの被せモノをするのが、クラウンです。
1本や2本の歯がない場所に対して、隣の歯を支えにして橋渡しをした装置で無い場所の歯をダミーとして補うのがブリッジです。
欠損している歯が無いのに、1本の歯を1つの被せモノではなく、隣の歯とつなげてしなうのが、連結冠です。不用意な連結冠は歯周病や虫歯を誘発し、術者のメリット?のみで患者さんにはデメリットしかありません。
隣の歯にはフロスは入りません。
虫歯や歯周病になりやすい。
神経が除去してある歯では、痛みを感じない。
連結してる歯のどれかが外れていても、気づかない。
つなげられた歯が一塊として動くので、歯と歯の間の自浄作用は働きません。
よほど注意して型採りをするか、金属を使った補綴物であれば、試めし入れをして、蝋着という作業くらいまでしなければ、適合の良い補綴物ができるとは思えません。
歯の間と間がつながっているので、見た目は不自然です。入れ歯のような人口的な歯になる可能性があります。
数年から10年?経てば、必ずどこかの歯にトラブルが生じます。抜歯対象の歯も出てくるでしょう。とれた時には、6本つながっていれば、6本すべての歯が抜歯になる可能性も高いでと思われます。患者さんにしてみると、例えば10年、脱離等なく過ごしてきましたので、それがよくないという自覚が少なく、抜歯と告げられた時にそのギャップを感じる方もいるように感じます。不用意な連結冠は、術者のメリットは多いが、患者さんのメリットは少ないということを知っておいていただきたいものです。
動揺(動きが激しい)の強い歯の固定としてつなげる時はあろうかと思いますが、当院で連結の指示をk\歯科技工士さんに出したことは、記憶にありません。
例えば、6本の前歯を装着するには、本来は、出来あがってきた1本1本の歯の適合を確認し、適合がよければ、
1本づつ、間の調整(コンタクト調整)をして、順番に(これも実は順番があります)1本づつ装着しなければなりません。手間も時間もかかります。しかし、連結冠は6本がすべてつながっており、1つの塊になっていますから、コンタクト調整は不要です。えいや~~と一挙に装着すればよいので、術者は楽でしょう。
当然、歯と歯の間に線維性の食物は挟(はさ)まらないですが、それはは、メリットなのでしょうか?デメリットしかありません。
装着が簡単
不用意に連結された上顎前歯。
被せモノの1つ1つが精度が非常に悪く、自分の歯の根にフィットしていないのが明らかです。
左上(鏡の写真ですので、左右は逆になります)
の前歯は右上の前歯に対して唇側に出ています。
これは、正面から見てもわからないのです。
この状態で、どうやってフロスをするのでしょうか?
治療後の同、上顎前歯。
歯肉の生き返っています。
歯と歯の間の歯肉をみてみてください。
これなら、1本1本の歯の間にフロスも入ります。
左上の前歯も右上と同様の位置になり、出ッ歯ではなくなりました。唇の感じも変わったハズです。